皆さんこんにちは、まったりキャンプをしている つくね です。
今回はパラコードを使ったキャンプでの活用術としてシェラカップを自分用におしゃれに
アレンジする方法をご紹介したいと思います。
パラコードとは
パラコードとは正式名称を「パラシュートコード」と言い、パラシュートを吊るすための
ロープの事を言います。
パラシュートの本体から人間を支えるのに使われるので丈夫で信頼性があり、いろんな
アウトドアシーンでも良く活用されています。
例外無くキャンプでもよく使われているのは皆さんもご存じの通りかと思います。
パラコードの構造と種類
さてパラコードと一言で言ってもいくつかの種類があることは皆さんはご存じでしょうか?
パラコードはロープ内部にコア(内芯)となる数本の「カーン」があり、その周りを
「マントル」と言う外皮に覆われたカーンマントル構造となっています。
そしてこのコアの本数や強度によって種類が違い、MIL-C-5040H規格(ミルスペック)で
分類されたⅠ、ⅠA、Ⅱ、ⅡA、Ⅲ、Ⅳの6つのタイプに分かれています。
※本格的な軍用コード等にはこの規格が表示されていますが、最近だとアウトドアショップ
でお手軽に手に入る物は上記規格ではなく内芯の本数や直径を直接表示している商品が
多いようです。
タイプ別規格表
※パラコードの素材がナイロン:100%、最小伸び率:30%の場合
コア本数 | 直径 | 重量 | 最小強度 | |
Ⅰ | 1本 | 約1.9㎜ | 1.57g/m | 43kg |
ⅠA | 0本 | 約1.9㎜ | 1.42g/m | 45kg |
Ⅱ | 4~7本 | 約3㎜ | 5.62g/m | 181kg |
ⅡA | 0本 | 約3㎜ | 3.00g/m | 102kg |
Ⅲ | 7~9本 | 約4㎜ | 6.61g/m | 249kg |
Ⅳ | 11本 | 約4.5㎜ | 9.02g/m | 340kg |
パラコードの活用方法
キャンプシーンではパラコードはとてもたくさんのシーンで活躍してくれます。
本記事の本題はシェラカップのパラコードアレンジについてのご紹介ですが、ここでは
他の活用方法についても少し紹介しておきます。
機会があればそれぞれの活用方法についてもまた詳しく紹介していきたいと思います。
シェラカップに巻き付けてアレンジ
後ほどご紹介する活用方法です。またおしゃれ目的以外に火傷防止の効果もあります。
斧に巻き付けてアレンジ
おしゃれにもなるし、劣化防止効果もあります。
テント、タープの補助ロープ
強風や悪天候時には補強に役立ってくれます。
物干しロープ
衣類や寝袋などはもちろん、丈夫なので食器なんかも吊るせちゃいます。
靴紐
パラコードは派手な色も多く靴紐に使えばおしゃれアイテムにもなります。
非常時の着火剤
コアを解いて使えば着火剤としても使えます。
どうでしょうか?御覧の通りいろんな使い方があるので気になる活用方法があれば是非
試してみてください。
パラコードを使ってキャンプ道具をおしゃれにアレンジ
それでは本題のシェラカップの自作アレンジについて話していきたいと思います。
まずシェラカップがそもそもわからないと言う人のために、シェラカップは金属製のカップ
で調理器具や食器などいろんな使い方ができキャンプでは使い勝手がとても良く、多くの
キャンパーさんに人気のあるキャンプギアの一つです。
使い勝手の良さはもちろんですが他にもシェラカップは様々なメーカーから販売されており
それぞれカップの底にロゴが入っているのでお気に入りのメーカーの物やデザインで選んだり
して自分だけの特別感を出せるのが面白いですよね。
今やその人気からキャンプ道具の中にシェラカップが入ってくるのが当たり前の様になって
きて100均でも売られる様になったので、メーカーのちょっと高価な物になかなか手が出せない
でいた素人キャンパーの私にはとてもありがたいことです。
しかし、さすがに100均のシェラカップとなるとロゴやデザイン性などはもちろん無く、
先ほど書いた自分だけの特別感は全くもってありません。
そこで100均のシェラカップでも特別感が出せる方法としてパラコードを使ったアレンジを
することでそれを実現したのでご紹介します。
パラコードの巻き方
1)まずは写真のようにシェラカップの取手の下にコードを通します。
この時、取手を中心として両サイドのコードの長さは共に十分な長さをとるようにします。
短いと後々足りなくなってしまいます。
2)次に片方の先端を上から取手の間に通し、そのまま反対側へ引っ張っていきます。
3)続いてもう片方の先端も同じように上から取手の間に通していき、反対側へ引っ張ります。
最後に両方の先端を引っ張りながらコードの位置や形を整えます。
4)そしたら先ほどと同じ順番で先端を上から取手の間に通し、引っ張って形を整えると言う
作業を繰り返していきます。
(最初に左の先端→右の先端の順で通した場合、2回目以降も左の先端→右の先端の順で
通していきます。)
5)そのまま取手の先端まで通していき、コードがそれ以上通せなくなるまで続けます。
途中で緩みがないか確認し、コードがズレるようであればギュッギュッとカップ側に寄せ
ながらきつめに引っ張っていくと綺麗にできます。
6)最後まで通し終わったら、お好みの長さでコードを縛ります。
7)余った部分はカットして、先端がほつれてこないようにライターで軽く炙って溶かします。
8)以上で完成です。
まとめ
如何でしたでしょうか?
今回は一番簡単でオーソドックスな編み方をご紹介しましたが、パラコードアレンジには他にも
いろいろな編み方があり、それぞれ編み方によって見栄えも変わってきます。
パラコードアレンジは凝りだすと結構奥が深いので今回紹介できなかった編み方や他のギアへの
活用方法もまた別の機会にご紹介できたらと思います。
それでは今後とも引き続きつくねキャンプをよろしくお願い致します。